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要点の解説

 ハチミツは甘味料として優れているだけなく、豊富な栄養や有効成分を含んでいます。古くからハチミツは身体に良い物として世界中で親しまれてきました。旧約聖書では『乳と蜜の流れる地』こそ理想郷であるとされています。ギリシャ神話に登場する神々の王ゼウスは、山羊の乳とハチミツで育てられました。ハチミツは古代人にとっては貴重な栄養資源であり、理想的な食品だったのです。

 ハチミツは古来より、風邪や便秘、二日酔いに効いたり、傷口に塗ると回復を早めたり、寿命を延ばす効果があるとされてきました。『良薬口に苦し』という言葉がありますが、ハチミツの場合は『良薬口に甘し』です。
 ただ、健康食品としての効能を期待して買う場合は、品質に気を付けましょう。安い大量生産品のハチミツは、人工甘味料で水増しされたり、規格を合わせるために脱色脱臭されたり、加熱処理されて栄養が壊れているのが通例です。
 この品質の見分け方についても研究、紹介しております。

メディア掲載履歴

 発行の新聞『日経MJ』のフード記事「高級ハチミツ、市場甘い!?」の取材を受けました。