その栄養分の豊かさから「漢方蜜」とも呼ばれ、韓国やイタリアでは高級品として珍重されているクリはちみつ。
しかし、あっさりした味のハチミツを好む日本人にはとても不評です。
ヨーグルトにかけてもトーストに塗っても食べにくく、ほどんどの料理にも合わない。
ハチミツの専門家でさえ「まずい」という烙印を押すほどなのです。
でも、そんな噂のクリはちみつって、本当のところどんな味だと思います?
では、実際に食べてみよう!と考え、私たちは本物を入手してきました。
群馬県のある養蜂家の方がつくった、純粋クリはちみつです。
どうでしょう?!この色!この黒々とした液体!
…普通の人はハチミツとは思わないかもしれないですよね。
アカシアハチミツの瓶と並べて、色の違いを比べてみましょう。
左奥がアカシアハチミツ。右手前がクリはちみつです。
同じハチミツとは到底思えないですよね。
では、クリはちみつの味見です。
まず、蓋を開けて、瓶に鼻を近づけて匂いを嗅いでみます。
ところが、それほど鼻を近づけていないのに…すでに、何だか変なにおいがしますよ?
瓶を鼻に完全に近づけてみて、思わず顔をしかめてしまいました。
ともかく、く、、臭いです・・・。
なんと形容すればいいんでしょうか?鼻をつくような、薬のような臭い。
これはお世辞にも、よい香りとは言えません。
さぁ、勇気を出して味わってみることにしましょう。
スプーンですくって、口に含みます!
ん?うっ!。
…こ、これは強烈です。
まず、舌がしびれるような苦味を感じます。
そして、強烈に濃厚な甘さが口に残ります。これは正直後味が悪い!
子供のころ、無理やり飲まされたシロップの飲み薬を思い出しました。
このくどさ、この濃厚さは、どんな風味にも勝ってしまいそう。
クリはちみつは、想像以上の強敵でした。
このクリはちみつを、どうすれば美味しく味わうことができるでしょう?
他のハチミツに比べて鉄分の含有量が多いというクリはちみつです。
当サイト管理人の嫁からは、
「自分は貧血なのでぜひ食べたい、できれば美味しく食べてみたい!」
との要望あり。クリはちみつは、栄養分豊富で魅力的なハチミツのはず!
私たちは、これから美味しい食べ方を探していきたいと思います。請うご期待!!