当サイトでは、代表的な16種類のハチミツとその特徴を紹介していますが、実はハチミツには、もっとたくさんの種類があります。
はちみつの材料とは、花の蜜です。
ミツバチは花の蜜を吸い上げたら、それを身体の中の「蜜胃」というタンクの中に溜めて、巣に持ち帰ります。
この際、体内の消化酵素と、唾液酵素が蜜に加わり、化学変化が起こります。
こうやって、ハチミツが作られるわけです。
できあがったハチミツは、花の種類によって違った味になります。
つまり、花の種類の数だけ、ハチミツの数があるということです。
100種類の花があれば、ハチミツの数も100種類となります。
しかも、同じ花でも育った場所の気候や風土が違えば、ハチミツの味が異なります。
日本で取れたアカシアの蜜と、ヨーロッパで取れたアカシアの蜜は、異なったものになるのですね。
また、その年の気候や花の咲き具合によっても微妙に味が変わってきます。
厳密に言えば、まったく同じ味のハチミツは作れないということです。
現在、世界にあるハチミツの数は千種類を超えると言われています。
どんなハチミツマニアでも、全部を入手して食べるのは難しいでしょうね。