ハチミツの品質は、ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)という物質の量で表すことができます。これは糖の熱分解により生成される有機化合物です。
この物質はハチミツの作り方が適切でなかったり保管状態が悪いと多くなります。
固まったハチミツを加熱して溶したりすると、このHMFが増えるのです。
ただし、気候の暑い国で作られたハチミツは、自然とHMF含有量が増えてしまいます。
そこで国際規格で、加工、または混合したはちみつのHMF含量は、40mg/kg以下。熱帯周辺の国々、または地域を原産国としているはちみつ、もしくはこれらの混合物の場合は、HMF含量は80mg/kg以下でなければならないという取り決めがされています。
成分表を調べてみて、HMFの項目があったら、含量が少ないモノを選ぶのが賢い選択です。
HMF含有量40mg/kgと国際規格の上限ギリギリのハチミツも売られていますが、あまり良い物とは言えそうにないです。