当サイトでは、16種類のハチミツを紹介しましたが、実はそれはほんの一部。
ハチミツは驚くほど種類豊富でバリエーションに富んでいます。
その豊富な種類のハチミツの中で、先日訪問したハチミツ専門店「花林果」さんで購入した3種類のハチミツを味わってみたいと思います。
今回購入したのは、下記の写真で左から順に、ソバはちみつ・クローバーはちみつ・トチはちみつです。ソバはちみつが北海道産、クローバーとトチは山形産とのこと。
こうやって並べただけでも、3種類のはちみつの色の違いが分かりますよね。
今回も、軽くトーストしたパンに、一種類ずつ塗っていただきます。
塗ったものを並べると、こんな感じです。
一番奥がソバはちみつ、左手前がトチ、右真ん中がクローバーです。
まず、クローバーはちみつから。
<色・香り・粘り>
とろりとした濃厚な金色をしています。
鼻を近づけると、少し草っぽく、かつフローラルな香りがします。
粘性が強くトロリとしているようですが、現在(3月)気温が低いので少し結晶化しているのかもしれません。
<風味>
こちらも少し草っぽい風味がありますが、ハチミツらしい味です。
後味に残る、刺激の強い甘味があります。
次は、トチはちみつです。
<色・香り>
透明度の高い、薄い金色をしています。
香りは他のはちみつと比べると、強くありません。
<風味>
じんわりと舌にしみいるような、マイルドで柔らかい甘さがあります。
はちみつ特有の舌を刺激するような後味がなく、さっぱりしてとても食べやすいです。
レポートしている私の主観ですが、レンゲと並んでこのトチはちみつが最も美味しいはちみつだと感じました。まだ食べたことがない方にも、ぜひ試していただきたいです。
最後は、ソバはちみつです。
<色・香り>
見ての通り、タールのような黒い色をしています。
このサイズの小瓶でこの色ですから、別項で紹介したクリはちみつよりも濃い黒です。
これを見て、ハチミツだと思う人は少ないでしょうね。
そして、香りも色の個性に負けず、香ばしい癖のある強い香りです。
やはりクリはちみつに少し似ています。この香りが苦手な人もいるでしょうね。
<風味>
黒糖のような風味で、キャラメルのような香ばしさがあります。
甘味が強いですが、意外に後味はさっぱりしています。
個性の強いはちみつですが、クリはちみつよりはずっと食べやすく、はまる人もいるのではないでしょうか。美味しいですよ。