蜂蜜が採れるまで100年かかるレザーウッドの花とは?
レザーウッドハニーが採れるレザーウッドの木があるタスマニアは、オーストラリアの6つの州の一つ。
オーストラリア南東部にある、北海道の8割くらいの大きさの、逆三角形の島です。
(画像の右下、赤い部分)
世界で一番環境汚染が少なく、空気のきれいな地域として知られているそうです。
降水量が比較的多く、高地から海に向かって流れる数本の河川を利用した水力発電で島の電気がまかなわれています。
島の面積の2割を占めるタスマニア原生雨林は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
カンブリア紀にできた岩や、樹齢1000年以上、高さ60M以上の大木が生い茂る世界最古の森であり、周辺は固有種のタスマニアデビルや、カンガルーやウオンバットといった有袋類など、野生動物の宝庫でもあります。
豊かな森と、氷河が作り上げた湖、川など、水と緑が美しい場所です。
レザーウッドは、このタスマニアの西部の原生林にしか育たない木で、花をつけるまで70年~120年、蜜を出すまで平均100年ほどかかるとのこと。
とんでもなく貴重なハチミツであることがお分かりいただけるかと思います。
木の枝がレザー(皮)のような色であることから、レザーウッドと名付けられたそうですが、こんな可憐な花がたくさん咲きます。
エレガントで良い香りがするのだそうです。
なにより、100年もかけて咲いた花。実際に目の前にしたら、きっととても神秘的なんでしょうね。