ハチミツなんてどれも同じ、と思っていたら、実は想像以上に種類がたくさんあります。お店でよく見かけるのは、「レンゲ」や「アカシヤ」などでしょうか。
ビンのラベルを見ると、「クローバー」「ナタネ」「シナノキ」「ソバ」「リンゴ」など、花の種類によって分けられていて、それぞれ色、香り、質感も違っています。
味だけでなく、含まれる栄養素も違ってくるので、利用の仕方、食べ方のレパートリーが広がってくるんですね。
目的によって、ハチミツの種類を使い分けられるようになったら、立派なハチミツ通ですね。
例えば、色の薄いハチミツは料理に使うのに適していますし、色の濃いハチミツはミネラルをたくさん含んでいて健康に良いです。
珍しい物だと、近所のスーパーに置いていないので、ハチミツ専門か通販で買うことになります。でも、持って帰るとハチミツってビンだし、結構重いですから、通販が便利だとつくづく思います。
一度、ツアー旅行に行ったときお土産に1キロのハチミツを買って帰ったことがありました。
これがかなり重くてかさばったので、家まで宅配便で送っちゃえば良かったなぁ、と後悔したことがあります。
また同じ花でも産地によって、またはその年の花の咲き具合によって、微妙に味が異なってきます。
だから、一概にこの花のハチミツは、こういう風味だとは決めつけられないのですが、それでは困るので、ここではごく一般的な特徴を紹介してきたいと思います。
ご自分の好みや目的にあったモノを選ぶ参考にどうぞ。
●オススメの蜂蜜
どれを選ぶべきか迷ったら、アカシアはちみつを選ぶことをオススメします。
アカシアがもっとも美味しいはちみつだからです。
養蜂家の角田公次さんは、『ミツバチとともに 農家になろう2』(2012年9月刊行)という本の中で、以下のように語っています。
蜂飼いにとっては、一週間のアカシアのために、それ以外の358日がある。アカシアは、いちばん蜜が多くておいしいからね
天然のはちみつは、独特の癖があることが多いですが、アカシアはちみつは甘くて癖がなくて美味しいです。
いくつか異なる種類の蜂蜜を買った場合、我が家ではアカシアが一番先に無くなります。
薬効の高さで言えば、ニュージーランド産のマヌカハニーがナンバーワンなのですが、この蜂蜜は貴重で、値段が高いのでおいそれとは食べられません。普通のはちみつの3倍くらいの値段がします。
肌に塗ることでアトピー性皮膚炎の改善にも役立つというから、その薬効の高さは折り紙つき。
口内炎や喉の痛み、風邪の予防にもなるので、冬の健康対策などにも有効です。興味がある方は、ぜひ一度試してみてください。