今まで管理人が実際に食べて感想を載せたはちみつは、どれも西洋蜜蜂のはちみつでしたが、今回は日本蜜蜂のはちみつを取り寄せてみました。
とりよせたお店は、香川県丸亀市にある「日本蜜蜂の店 喜代晴」さんです。
西洋蜜蜂のはちみつとどう違うのか、興味深々です。
さっそく食べてみた感想をレポートしたいと思います。
<色・香り・粘り>
色は、薄めの茶褐色。
はちみつ特有の香りはありますがそれほどきつくなく、ほのかにフローラルな香りも感じられます。
クリーミーさはあるものの、粘りは非常に少なく、水分量が多いです。
スプーンですくってみると、すぐに下に落ちていきます。
何か細かい泡のようなものが表面に集まっていますが、お店に問い合わせたところ、蜂蜜が発酵する際に生じる気泡が集まったものでカフェモカの表面の泡のようなものである、との回答を頂きました。
花粉や結晶ではないそうです。
<風味>
パンに塗ってみたところ、サラサラとパンの上を流れていきました。
非常に穏やかで優しい甘さがあります。
はちみつ特有の舌に残るような癖がなく、後味がとてもさっぱりとしてます。
はちみつが苦手な人でも、これなら抵抗なく食べられるのではないでしょうか。
ちなみに、トーストしていないパンに塗ったほうが良いと思います。
ヨーグルトにもかけてみました。
水分量が多く粘性の低いはちみつなので、やわらかめのヨーグルトと合わせたほうが、ヨーグルトとよく混ざり合って美味しくいただけるようです。
また、甘さが優しいので量をたくさんかけたほうがいいですね。
タイムはちみつのようなパンチの効いたはちみつの場合は少量でも大丈夫なのですが、このはちみつの場合は少量だとヨーグルト特有の風味に負けるような気がします。
そのままスプーンで味わうのも美味しいです。
はちみつの中には、そのまま味わうと舌に後味が残って喉が渇いたような感じになってしまうものも多いですが、このはちみつは後味が残りません。
香りも、味も穏やか。他人を邪魔しない。後味を残さない。
まるで控えめな大和なでしこのようなはちみつだと思います。
西洋蜜蜂の、自己主張の強いはちみつに飽き飽きしている方がいらしたら、ぜひこの日本蜜蜂のはちみつをお試しになってはいかがでしょうか。
●日本蜜蜂はちみつの特徴
・クセがまったくない。
・甘さ控えめ
・パン、ヨーグルトにかける。そのまま食べるのに適している。
・紅茶や珈琲には、甘さが控えめなので向かない。
・香りが良いが、鼻を近づけなければわからない程度の弱め。