このハチミツは、今まで紹介してきたハチミツとは大きく違った蜜です。
今まで紹介してきたのは、1種類の花の蜜から採られたもので、「単花蜜」と呼んでいます。一方、この百花蜜はいくつもの種類の花から集められたハチミツのことです。
通常、ミツバチは1つの種類の花から蜜を集める性質を持っていますが、なんらかの原因で、その花の蜜の分泌が少なかったり、開花状況が悪かったりする場合は、他の花からも蜜を集めます。そうやって、何種類かの花の蜜が混ざってできるのが百花蜜です。
また、日本固有のミツバチである「ニホンミツバチ」は、その地域特有の色々な野草の花から蜜を取り、独特の風味豊かなハチミツを作ります。
その、ニホンミツバチから採られたハチミツのことを、あえて「百花蜜」と呼んでいる養蜂家の方もいらっしゃるようです。ちなみに現在、日本国産のハチミツのほとんどが外来種である「セイヨウミツバチ」から作られたハチミツであり、ニホンミツバチから採られた百花蜜は非常に貴重なものです。
いずれにしろ、この百花蜜は、非常にギャンブル性の強いハチミツです。
なにが飛び出すかわからないびっくり箱めいた性質をもっています。
どんな味のハチミツか、まさに蓋を開けてみるまでわからない。
同じ生産者から購入したとしても、その年によって味わいが全く違います。
味見するときは、ワクワクしますね。。
味も色もそのハチミツによって個性がまったく違います。
色が濃いものは癖があり、色の薄いものはあっさりした味の傾向がありますので、そのハチミツの性質に合わせて、料理や飲み物などにアレンジしてみてください。
オリジナルのハチミツ料理が出来上がるかもしれませんよ!
百花蜜のデータ | |
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合う料理 | 製品によって異なる |
癖、味 | 製品によって異なる |
香り、色 | 製品によって異なる |
●あつこさんの意見2013/08/30
かんきつ類のジュースコンクに蜂蜜を混ぜて飲もうかと、今日、国産のはちみつを購入しました。百花蜂蜜というものなんですが、食してみましたら、とてもおいしく感激しました。蜂蜜は癖があってあまり好きではなかったのですが、今までの考えを一新するような驚きを感じ、蜂蜜の事をもっと知りたくなりました。
毎日はちみつ入りのヨーグルトを食べています。なんか あっという間になくなってしまいました。
それにしても なんという優雅なフォルムのはちみつでしょうか。
今までの蜂蜜のイメージは、ベタベタ、ネトネトというイメージでしたが、この百花はサラサラしていて、透明感ある美しい輝きがあります。
ほんと混ざりものが無いという感じです。
ところでシークワーサーのコンクにはちみつ入れてみましたら、美味しかったのですが、かなりの量をいれないと、すっぱくて・・・
このせいで、大事なはちみつが、ほとんどなくなったのかと思います。